休職が決まったとき、私は何をすればいいかわからなかった
会社を休むことが決まった日のこと、今でも覚えています。
「やっと休める」という安堵と、「このまま社会から取り残されてしまうんじゃないか」という不安が、同時に押し寄せてきました。
休職が決まっても、誰も「次に何をすればいいか」なんて教えてくれませんよね。主治医には「とにかく休んでください」と言われるだけで、具体的な過ごし方はわからないまま。
そんな経験をした私が、今だから言える「休職中にやってよかったこと」と「やってしまって後悔したこと」を、正直にお伝えします。
まず大前提として:休職初期は「何もしない」が正解です
休職したばかりのころ、「何かしなきゃ」という焦りがずっとありました。でも今思うと、あの焦りこそが体を壊した原因のひとつだったんですよね。
休職の最初の数週間は、本当に何もしなくていいです。むしろ、何もできないくらい消耗している状態が普通なので、そこで無理に動こうとすると回復がどんどん遅れてしまいます。
「休むことが仕事」という言葉を主治医に言われたとき、最初はピンとこなかったけど、今はその意味がよくわかります。
休職中にやってよかったこと
①睡眠と食事のリズムを少しずつ整える
最初は昼夜逆転していても大丈夫。でも、ある程度休めてきたら、少しずつ生活リズムを整えていくことが回復への近道でした。
朝に起きてカーテンを開けて日光を浴びる。それだけでいい。完璧にしようとしなくて大丈夫です。
②「今日できたこと」を小さくメモする
休職中は自己肯定感がどんどん下がります。「何もできていない自分」を責めてしまいやすいんですよね。
そこで私がやっていたのが、ノートに「今日できたこと」を毎日ひとつだけ書くこと。「ご飯を食べられた」「シャワーを浴びた」、それだけでいい。小さなことを積み重ねることで、少しずつ「自分はちゃんと前に進んでいる」と思えるようになりました。
③主治医・カウンセラーとの関係を大切にする
「先生に本当のことを言ったら、長引かせてしまうかも」と思って、調子が悪いことを隠していた時期がありました。でもそれは逆効果でした。
正直に話せる関係をつくることが、回復の一番の近道です。うまく話せないときは、メモを持参するだけでも全然違います。
休職中にやってはいけないこと
①SNSで元同僚の近況を追いかける
これ、本当にやってしまいました。インスタやXで職場の人たちが普通に働いている投稿を見るたびに、「私だけ取り残されている」という気持ちになって、どんどん落ち込んでいきました。
休職中は意識的にSNSから距離を置くこと。スマホのアプリを一時的に消すだけで、気持ちがかなり楽になりますよ。
②「休職中に何か身になることをしよう」と焦る
資格の勉強、語学学習、副業の準備……。休んでいることへの罪悪感から、何か「有意義なこと」をしようとしてしまいがちです。
でも、体と心が本当に回復していない状態で無理に動くと、ぶり返してしまいます。私も一度やって、回復が2ヶ月以上遅れました。「何もしていない時間」は、決して無駄じゃないんです。
③職場の人間関係や原因を深く掘り下げすぎる
「なぜあの人はあんなことをしたんだろう」「あのとき自分がこうしていれば…」と、頭の中でぐるぐると考え続けてしまう。休職中にやりがちなことのひとつです。
原因の整理は回復してから。今は、その問いに答えを出そうとしなくて大丈夫です。
最後に:休んでいる自分を責めないでください
休職中は、罪悪感や焦りと毎日戦っていました。「こんなに休んでいていいのかな」「迷惑をかけてしまっている」そう思い続けていました。
でも今振り返ると、あの時間があったから今の自分がいます。休むことは、逃げることじゃない。ちゃんと自分と向き合うための、大切な時間です。
同じ気持ちで苦しんでいるあなたに、この記事が少しでも届いていたら嬉しいです。焦らなくていい。あなたのペースで、少しずつ前に進んでいきましょう。