休職したばかりのころ、私は布団から出られない日が続いていました。
「こんなふうに過ごしていていいのかな」「早く治さなきゃ」「でも何もできない…」そんな気持ちがぐるぐると頭の中を回って、休んでいるのに全然休めていない感覚。あの苦しさ、あなたにも覚えがありませんか?
今日は、休職中の過ごし方が復職にどう影響するのか、私の経験も交えながらお話しします。「正しい休み方」を押しつけたいわけじゃないんです。ただ、知っておくと少し楽になれることがあるから。
「ただ休む」だけじゃ、なんとなく不安になるのはなぜ?
休職の初期は、とにかく休むことが一番大事です。これは本当のことです。でも正直に言うと、ただ横になっているだけの日々が続くと、今度は別の不安が出てきませんか?
「このまま社会に戻れなかったら」「毎日何もしていない自分がどんどんダメになっていく気がする」——そういう焦りや罪悪感って、休んでいる最中にじわじわと湧いてくるんですよね。
私が休職したとき、最初の2週間はほとんど何もできませんでした。でも3週目くらいから、何もしていないことへの罪悪感がしんどくなってきて。それが逆にストレスになっていた時期があります。
だから「ちゃんと休む」って、実はすごく難しいことなんだと思っています。
休職中の過ごし方が復職に影響する、本当の理由
復職がうまくいく人とそうでない人の違いって、何だと思いますか? 仕事のスキルでも、職場環境だけでもなく、私は「休職中に自分の状態を少しずつ整えられたかどうか」だと感じています。
① 生活リズムが崩れると、戻るのがしんどくなる
ずっと昼夜逆転していたり、毎日の行動がバラバラだったりすると、復職のタイミングで急に「朝9時に出勤」という生活に戻るのがかなりきつくなります。
私も復職の1ヶ月前くらいから、意識的に起きる時間だけ整えるようにしました。最初は「起きるだけ」でOK。それだけでも、だいぶ違います。
② 「なぜ倒れたか」を少しでも知っておくと、同じことを繰り返しにくくなる
休職の原因って、表面的には「仕事がきつかった」でも、その奥に「断れなかった」「自分を後回しにしすぎた」「完璧にやらないと不安だった」みたいなパターンが隠れていることが多いんです。
休職中に、そこを少しだけ見つめる時間が持てると、復職後に同じループに入りにくくなります。私はカウンセリングと日記でそれをやっていました。しんどかったけど、やってよかったと今は思っています。
③ 「小さくできた」経験が自信を取り戻させてくれる
休職中って、自己肯定感がどんどん下がっていくんですよね。何もできていない自分、役に立っていない自分、という感覚。
だから、本当に小さなことでいいので「今日これができた」という経験を積み重ねることが、復職への橋渡しになります。散歩に行けた、ご飯を作れた、本を1ページ読めた。それで十分です。
焦らなくていい。でも、「ただ待つ」だけじゃない過ごし方もある
ここまで読んで、「やることが多くて疲れた」と感じた方もいるかもしれません。全部やろうとしなくて大丈夫です。本当に。
ただ、休職期間って「何もない時間」じゃなくて、「自分を知り直す時間」にもできるんだということを、私は休職を終えてからやっと気づきました。渦中にいるときはそんな余裕、全然なかったけれど。
今あなたがどのフェーズにいるかによって、できることは全然違います。まだ何もできない時期なら、それでいい。少しだけ動ける気がしてきたなら、ほんの少しだけ試してみる。それだけでいいんです。
まとめ:復職は「ゴール」じゃなくて「通過点」
休職中の過ごし方を意識することは、「早く職場に戻るため」だけじゃありません。その先も、自分らしく働き続けるための土台をつくることでもあります。
私は休職を経て転職もして、今やっと「自分の働き方」というものが少しわかってきた気がしています。あのしんどかった時間も、無駄じゃなかったと思えるようになってきました。
あなたの休職期間が、少しでも「自分に戻れる時間」になりますように。焦らなくていいし、完璧に過ごさなくていい。ただ、自分のことをちょっとだけ大切にしながら過ごしてほしいな、と思っています。